top of page
エイリアンプラネットの宇宙飛行士

going my way

​~ 自分の歩む道 ~

クルー「さぁ、最後の国に着いたぞ!」

 

​大谷(『名も無き惑星』…?どんな国なんだろう?)

 

(心の声)最後の惑星へようこそ

ここは『名も無き惑星』です

ここは道しるべも何もない

自分で考え、自分の足で進んでいかなければなりません

クルー「なんだ!!!???心の声が脳内に!?」

 

 

大谷(え、変な声が聞こえる!)

 

 

​(心の声)あなたは物事に対して

自分で考え、自分で判断することができていますか

自分の言葉に責任を持つことができていますか

クルー「自分の言葉に……責任…?」

 

 

大谷(自分の言葉に責任を持つ。か…)

 

 

(心の声)あなたの『自分』を見せてください

 

 

大谷(『自分』を見せる?)

 

 

クルー「今からどうやら何かするみたいだぞ!」

 

 

あなたが行くところそれぞれに

ある問いかけがあります

その問いかけに対し10分間

一人で考えても、近くにいる人と話しても

他の人同士の会話を見ても良いです

ただ答えは自分で出してください

答えを出すのに

他の人の意見を参考にしても良いです

でも最終的な答えは一人で考えて出してください

 

 

クルー「なるほど!一つ一つの問いかけに対し

    自分できちんと考え答えを

    出していかなければならないんだね!」

 

大谷(大丈夫かな…)

 

 

6.jpg

クルー「さあ始めるみたいだ!」

大谷(え…どっちだろ…どっちを選んだらいいのかな)

―――――――――――――――松山に声を掛けられる

松山「大谷さ~ん、あなたはどっちを選ぶ?」

大谷「えっと…私は…」

松山「俺が先に話してもいい?」

大谷「あ、はい!聞きたい!」

松山「お金かなあ。悩ましい問題だよなあ、これ!

   だけど、やっぱり。世の中お金が一番大事だよ。

   お金があったら並大抵のことは何でもできるで!

   お金がなかったら愛も楽しめないよ!」

大谷「確かに!その通りだね!」

大谷(なるほど、松山さんはそんな風に考えるんだな。

   私はどうなんだろ。よし!松山さんの言っていた

   意見も素晴らしいし私もお金大事だと思うし

   Bを選ぶ!)

大谷「Bの人はこっちへ進めばいいんだな。

   次はどんな問いかけかな。」

7.jpg

大谷「うーん。ええどっちももらえるお金一緒やんな…

   どうしよ。あ、あそこにいるテンション高そうな

   加藤さんに聞いてみようかな。加藤さん!

   どっち選ぶん?」

加藤「直観的にAと答えるね、僕なら。ベイビー。」

大谷「えっ!なんでそんな素早く答えられるん?」

加藤「チッチッチッチ。天才の僕に尋ねるなんて

   それは愚問だよ、お分かり?」

大谷「ぴえん…。」

加藤「はーはっはっは!僕は、最初に全てのお金を

   受け取って、そこから自分で計画的に

   使っていきたいのさ。1ヶ月毎にもらいに行くとか

   自分の行動が縛られるのは勘弁さ。」

大谷「あ、うんなるほど…。」

大谷(なんか加藤さん怖いし、加藤さんと

   同じところには行きたくないな。よし!

   Bにしよう!)

大谷「3問目は…学習がテーマなんや。」

8.jpg

大谷(ええ、大学選び?親のおすすめするところ

   受けたし、特に重視したいこととか

   わからへんな…)

村山「あ、大谷はん!ちょっと話しようや」

大谷「あ、村山さん!はい、お話ししましょ」

村山「テーマ見た?大谷はんならとっち選ぶん」

大谷「ん~どっちもメリットあればデメリットも

   ありますよね。」

村山「せやな。わしはたぶんAをとるかな。昔のわしなら

   知名度を選んでたけど、今は大学の知名度より、

   人間の個性を重視することが増えてるやん。

   人間力を磨くことが今の世の中で最も

   大事なんじゃないかなって思うとる。

   せやからAの学風や環境かな。ずいぶん長いこと

   話してもうたけど、大谷さんはどう思う?」

大谷「え、私ですか?でも村山さんの言う通り、Aが

   いいかもしれませんね。確かに就活でも最近

   知名度より人間そのものを見て判断されることが

   多いと聞いているんで、私もAかと思います。」

村山「大谷はん。気が合いまんなあ。うれしいわあ。」

大谷「でも気になったんですけど、知名度のメリット

   って何ですかね。」

村山「むずいこと聞くなあ。たぶん相手に

   覚えてもらいやすい点ちゃうかな」

大谷「私もそうだと思ってました。そう考えると、

    やっぱBの方がいいんですかね。」

村山「これはわしらの意見だから、Bを取る人の意見も

   きいてみたいなあ」

大谷「あ、時間だ。村山さんありがとうございます。」

村山「おうおおきに。またどっかで会いましょ。ほな」

大谷(よし、Aにしよう。次はどんなのかなあ。

   テーマは人間関係?みたいやな。)

9.jpg

大谷(ええ…私これどうなんだろ?千田さん私と同じ

   女性だし聞きやすいな。聞いてみよう。)

大谷「千田さん」

千田「あらごきげんよう、大谷さん」

大谷「あっ、ごきげんよう…?……あ、あの、

   千田さんはどっちだと思います?」

千田「そうねえ。私はズバリAだと思うわ」

大谷「どうしてAだと……?」

千田「ほほ……だって、Aだと考えたほうが人生

   楽しそうじゃない?」

大谷「……楽しそう?」

千田「思い出とか作るのに友人の存在は

   必要不可欠じゃない。もし男女間に友情が

   成立しないということなら、私のアルバムの

   写真に写っている彼らはいったい誰だというの

   かしら」

大谷「女の子の友だちとだけでも十分楽しいんじゃ

   ないですか?」

千田「ええ、楽しいことだけを考えるなら、異性の

   友人は必要ないのかもしれないわね。けれど、

   ここでは異性の友人は必要かそうでないか

   じゃなくて、友情は成立すると思うか

   思わないかを聞いているのよね」

大谷「確かに……」

千田「この質問って、男女の間にはやはり恋とか

   愛とか、そういう恋愛がらみに尽きるのでは

   ないのか、ということを暗に聞いているのよね。

   そう思わない?」

大谷「そうですね、友情は成立しない、ということで

   あれば、それはやっぱり恋愛がらみのそういう

   関係性しか築けない……ってことになるのかな」

千田「まあそれが設問者の意図であるかどうかと

   いうのはさておき、そうだと仮定して考えると

   するなら、大谷さんはどう思う?」

大谷「んん、そうですね……男女の間には友情は

   成立しない、と言い切るのはちょっと、

   なんだろう……」

千田「さみしい感じがするわね」

大谷「あ、そうそう……!映画とかでも男女のバディが

   活躍するものあるし、あれだって友情の一つ

   なんじゃないかな。どこかに同じような

   関係性の人はきっといるはずだと思う」

千田「うふふ、どうやら同じ選択のようね。では次も

   お会いしましょうね」

大谷「はい!ありがとうです~」

大谷(ものすごく難しい話をした気がする……!

   面白い質問だったなあ。今回はAだ!)

10.jpg

大谷(おっ、次は人生の岐路…か。うーん今回も

   なかなか難しいな。頑張って考えてみよう。)

福井「大谷ちゃん、こんにちは!楽しんでるかい?」

大谷「あ、はい。」

福井「なんでも楽しんでやっていこうぜ!!」

福井「ところで大谷ちゃん、これどう思うかな?」

大谷「え、わ、私は…え~と…」

福井「こんなの決まってんじゃん!俺はAの匿うだぜ。

   だって最愛の人なんでしょ?どんな罪を

   犯してたとしても、俺は最愛の人を信じる。

   ずっとそばにいるんだ。なら匿わないとな。

   そして一緒に警察から逃げるんだよ。

   どこまでもね。そんな彼氏かっこいいだろう。

   俺はそういう生き方をしてみたいぜ。

   彼女いたことないけどな。ヌハハハ!」

大谷「あ、はい」

福井「大谷ちゃんもかっこいい彼氏見つけてな。

   ほなまたね。」

大谷「あ、はい。ありがとうございます。」

大谷(熱い人だったな...。最愛の人を匿うかぁ。

   匿うことできるかなぁ。でもやっぱり私は

   好きな人には好きだからこそ、罪を償うために

   自首してほしいかな。よし!Bを選ぼう!)

 

11.jpg

大谷(とうとう最後の問いかけにたどり着いたみたい。

   『人生の哲学』かあ)

葭江「大谷さん、どう?一緒にお話ししない?」

森本「僕も入れてほしいな」

大谷「いいよ!三人で話したい!まず私から意見

   言ってもいい?」

森本・葭江「いいよ!」

大谷「私は今まで親が言う道を歩んできた。バイト先

   なども親のツテでスムーズに入ることが出来た。

   でも、社会はもっと厳しいと思う、私が

   思っているよりももっと…。だから私はもっと

   自分の障がいと向き合っていきたい、もっと

   自分の人生を大切にしていきたいとそんな風に

   思ったかな。もうすぐ就職活動が始まる。

   その就職活動も親の言いなりになるんじゃなくて

   もっと自分で考えて動けるようにしていきたいな

   とそんな風に思った!」

森本「そやなあ、とても前向きでいいと思う!」

葭江「うん!応援してるね!」

クルー「ふぅ、みんな最後まで辿り着いたみたいだ!

    あっあそこに何かが出てきた!」​

 

月.jpg

(心の声)よくぞここまで来ましたね…

 

大谷(えっ!?)

 

bottom of page